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「しかし…エルフの国に住んでないのなら一体何処で…」
エルフの国は名前通りエルフが住んでる国で、その国に属していないはぐれエルフもいるが、明らかに彼女はそんなレベルではない
『あのような偉大なる方が1つの国に囚われる訳無いでしょう。会ったのはさっきが初めてですが、あの方のずば抜けた強さ位スライムでも分かります。現にここに集まっているのですし』
お前な…
まあ、確かに…
しかし…あんなに膨大な魔力量がありながら何故噂の1つも無い…?
俺はこれでも全帝を勤めてきた身だ。情報網もそれなりにある
「やはりはぐれエルフか…?」
『どちらにしろあの方は敬われるべき存在。願わくばもう一度お会いしたいものだ…』
うっとりとしているのか、サンドラゴンの目が細まり、どこか声が甘い
まあ、あれほどの美貌なら誰でも見惚れるな…
転移をして後を追うという選択肢もあるが、生憎、エルフは他種族の接触をあまり好まないため、エルフの国に勝手に入ったが最後、全勢力で追い出そうとする
それ程までにエルフはプライドが高く、高貴な種族だ
サンドラゴンもそれを承知で後を追おうとしないのだろう
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