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「俺はギルドマスターの養子だが、学園の寮住まいで部外者は立ち入り禁止だぞ…?」
「……………」
黙ったままだ
寮で部外者、ましてや魔物を住まわせるなんて…
あ、
「おい、サンドラゴン。俺と使い魔契約すれば寮に住めるぞ
正体は隠す事になるが」
「!!!?……誰が貴方なんかと…」
「お前は彼女の情報収集ができて俺はお前を使い魔にできてどちらにしろいい話じゃないのか?
どうだ?俺は別に構わないが?」
サンドラゴンが考える様に黙り込む
「………………………………………っ手を出しなさい…」
決心したかの様に俺に言う
交渉成立だ
手を出すと、サンドラゴンが重ねる様に手を重ねる
魔力を流し、契約が成立したことが感じられる
使い魔契約は召喚者に見合った魔物を召喚する使い魔召喚とは違い、召喚時以外では主より強くとも互いが了承すれば契約は完了する
(そういやぶっちゃけ俺まだ使い魔召喚やったことないわ…)
あ、ヤバい学園長(じいさん)から隕石落とされる
マジで
「長老、後は任せます」
「承った」
足元から声がし、見てみると鼠が居た
長老なのか?この鼠が?
「長老を甘く見てはいけませんよ。長老は純粋な力こそは私より劣りますが戦略や頭脳戦では誰にも負けませんよ。敬いなさい人間」
…………今さりげなく心読んだか?
「読みましたが何か?」
…こいつと使い魔契約をして本当に良かったのか…?
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