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「あと私の事を〈お前〉や〈サンドラゴン〉等と呼ばないで下さい。サンドラゴンは種族名であって私にはサヘルという名前があります。種族名と名前を吐き違えないでください」
エルフの彼女がサンドラゴンと言った時はそんなこと一言も言って無かった癖にな…
「お前も俺を〈人間〉て呼ぶのを止めろ。俺は全帝兼王都セリアル魔法学園高等部1学年のレン=ローグだ」
「人間は何とも長たらしい所在地名を作るのですね?それに比べて貴方の名前はとても貧相で覚えやすいですね?感謝なさい褒めてるんですから」
「お前褒めて無いだろそして総合的にはお前の方が短いだろうがゴールドヘアー。金髪を見ると勇者思い出すんだよ」
「ゴールドヘアーとは失礼な。そして勇者の髪なんかと一緒にしないで下さいダサローブ」
「おい今さりげなく〈ダサいローブ〉を略しただろ。勇者のゴールドローブよりかは十割ましだ」
「はっ!!ダサいことに変わりは無いんですよ!!私だったら渡された時点で燃やしますね!!大体何故よりによってそんな色なのですか!?もっとマシな色は幾千とありますでしょうに!!!!」
「前からこの色って決まってんだよ!!」
そんな会話という名の罵り合いをしながらギルドに戻って行った
(フードは途中で被った
それでまた言い合いになったが)
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「…………レン何やってんの?それとそのお隣さん…」
ギルドにいたギルドマスターが言った
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