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「ここであってるだろ。」
「ああ。おい、領主様からありがたいお言葉だ。お前はもう用済みだ。2度と顔を見せるな、だそうだ。」
エルフ2人が下卑た笑い声を漏らす。
うへぇwwwwエルフに見えないし何よりキモッwwww
黒エルフの両手足には枷。枷から伸びる数十センチの鎖はボロボロに錆びている
身体は痩せ細っていて、沢山の切り傷や痣があり、ボロボロの鎖も断てない程弱っている様だ
キモエルフ(笑)がドンッと小さな黒エルフを突き飛ばして、笑いながらキモエルフ(笑)が去っていった
キモエルフ(笑)が背を向けると同時に黒エルフが咳き込む
……流石にこのまま放置はいい気分じゃないなぁ…
でも携帯小説でよく見る性格がアレな勇者みたいに慈悲だけで動きたくは無い…が、ここは仕方がない
「おーい。君、大丈夫?」
木から姿を見せる
案の定気付いたのかこちらを見て目を見開く
近くで黒エルフを再度見る
身体は細く、肌は病的に真っ白で、外見年齢は5~6歳といったところだろうか
顔を隠すほど伸び放題の黒髪。その好き放題に伸びた黒髪は煤と土埃で汚れてしまっている
所持品はボロボロの原形があやふやな服(?)一枚に両手足の枷のみ
その枷にはよく見ると身体、そして精神の成長を止める魔方陣が刻まれていた
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