魔盲っ子だよぉ!

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「《限定、リン=フローリフェル、シン=フローリフェルのみ入出を許可》」 そう言って、検索の情報を一軒家に流すと、一軒家のドアが開く 「よし…シン!入ろう!」 そのドアをガチャリと開ける 入ると廊下が続いており、先には広々としたリビング フカフカのソファとセットの机 奥には高性能キッチン 横を見ると階段が見え、廊下にいくつかのドアがある 「上行くよ~」 ビックリしているシンの意識を何とか取り戻し、階段を上る 階段の先は恐らくシンのであろう部屋、それとリンの部屋と思われる部屋 こちらでの部屋の内装など見たこと無いので前の私の家を参考にした うん、上手くいったね 「お姉ちゃ…ここは…?」 「私達の家だよ!ここなら安全に暮らせるから安心だよ!!何か欲しいものあったら言ってね?」 驚いた表情のまま動かないシン そして何の前触れも無く、涙がシンの頬を伝う 「お、ウチ…」 痩せ細った身体が小刻みに震える ふぉっ!!!!? 「しっ…シン!?どうしたの!!!?まさか気に入らなかった!!!?」 やっぱりベルサイユ宮殿か某近未来一部故障型青狸ロボットの妹が住んでる家の方が良かったかな!? (゚□゚;Ξ;゚□゚) 「チガッくて…ウレし…て…」 必死に涙を拭いながら言葉を繋げるシン きっと前の暮らしを思い出したのだろう シン、大丈夫だよ… そっと小さな身体を抱き寄せる 「もうシンは1人じゃないよ過去にどんな辛い事があったとしても過去は過去。今は今。だから笑って?」 そう、家族を不幸になんてさせない ましてや、もし家族に危害を加える愚か者が居たならば、その時は… 徹底的に排除をする 昔みたいにはさせない 私はもう失いたく無い、いや、失わせない ________あの頃みたいには… 「ふっ…ぅ…うん…ふぇ…」 口角を一生懸命に上げながら泣くシン シンをこんなに苦しめた奴には断罪…と言いたい所だけど、 「よし!!シンお腹空いてるでしょ?ご飯食べようか!!」 まずは腹ごしらえをしよう!! それに…多分あっちから来てくれるし……ね?
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