プロローグ

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 ーーー俺はもう疲れた.....そんなことを考え身を乗り出す..... 映り変わる景色の中.....俺は特に何も感じなかった 少しすると目の前にコンクリートが現れ一瞬の激痛の後意識が途切れた..... 思えば俺の人生は最悪だった.....小さい頃に父親に虐待されて、母は俺が産まれて物心がつく前に死んだらしい....それでも実の親だったので嫌いになれず、父も6歳の頃に事故で死んだ.... 親戚にたらい回しにされたが、母方の祖父に引き取られた....祖母は俺が生まれる前に亡くなった......学校でも俺はイジメを受けていた....理由は、幼なじみ達が人気者ってだけ.....こっちが避けても向こうから来るんだし避けようがない....俺はこれ以上に関係が拗れないようにきっぱりと突き放した..... いろいろ嫌なことばかりあったので暗かったって言うのもあるが....俺はいよいよ学校に行かなくなった..... そんな生活の中、祖父が死んだ....いつものように朝起きて朝食を作った後祖父を起こしに行ったらもう息を引き取っていた.....俺はもう何もかもが面倒になり自殺を決意した...... いざ自殺をしようとすると何故かワクワクしてきた.....何故そんな風に思ったかは謎だが.....遺言を家の机に置き近くの廃ビルの屋上に登って身を投げる..... その日、俺は死んだ......
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