担当さんと友達くん

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なんだこりゃ、と思ったけれど――嫌じゃない。 不思議な事に。 骨ばった男の体だし酒臭いし煙草臭いし、なのに。  ――なのに。  ……おー、泣け泣け。 まったく、我慢出来ないほど想ってたんだなぁ、こいつ。 羨ましい限りだよ……まったく。 「……むかつくなぁ、あんた」  お? 「いやぁ、よく言われます」  ノってやろうじゃねぇか。 「ふっ、何だそれ」 「ほんとですよぉ? だって――」  そんで、ネタばらしの、時。  俺は、もぞっ、と動いてユーキ君の頬を両手で掴んだ。 至近距離で目を合わせて――。 「――俺、ずるいですから。よっ、と――」   首と肩に手を回して、ごろん、とユーキ君を寝かせた。 そして。
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