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あー嫌だ嫌だ。
とりあえずこの変な球体は無視しよう。
辺りを捜索する。
部屋はそれほど広くない。
一辺が30歩ほどでたどり着く、正方形の部屋のようだ。
壁を叩いてみるが、土壁のようで隣の部屋があるのかどうかすらわからない。
天井も土。床も土。
土。土。土。
そして最大の疑問。
なんでここには、
「扉がねぇんだよ!!」
“あ、ちょっとうるさいです”
「お前喋れるのかよ!!」
もう何なんだこれ。この球体は何なんだ。この部屋は何なんだ。ここは、
「どこなんだ!!」
“ちょっとうるさいですが、ここはダンジョンの地下。あなたはダンジョンマスター! やったね!”
「なにがじゃ!」
危うくもう一度殴る所だった。なんかよくわからんが俺のHP残り1らしいからな。
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