探索~人と情報と変な鉱石~

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「マルチ、雨降らせて」 「無理です!」 「だよねぇ」 レベル3程度で天候を操れる訳がない。 近くに水もないし、諦める……あ、水があった。 「メストニウム。水50リットル」 10円を渡して50リットルをその辺りにぶちまけてもらう。 「完成だ!」 「完成だって、これ僕が何かするんでしょ?」 「そうだ。あのタイタロームに全部飛ばしてくれ」 マルチが地面に吸収されかけている水を全部タイタロームへぶつける。 避けられた。 「避けられました!」 「ナイスだ!」 ここで俺の出番だな。 食らえ、怪力マンめ! 重力の魔法をタイタロームにかける。 ズボッと地面にめり込んだ。 バカめ。泥沼になった地面から力で出れると思うなよ。 暴れまわっているが、動けていないようだ。 「サンドレア!!」 「3の魔法虫よ!」 芋虫から粘液が噴出されてタイタロームに付着した。 とりもちみたいなネタネタした何かがタイタロームの動きを奪う。 なるほど。下半身は沼、上半身はとりもち。これで動けないだろう。 「魔王の名の元に命ずる! 従え! タイタローム !」 「ぐぉおおおおおお!!!」 地を揺るがす程の雄叫びをあげている。 そういえば、サンドレアがうちに来たときに変異種の顔狼ちゃんを同じように従わせようとしてたな。 なんか遠い昔のような気がする。
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