ダメ男

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あれから1ヶ月がたった。 勇士さんがよく行くといっていたコンビニに頻繁に立ち寄ったりしたけれど、勇士さんに再び会うことはなかった。 ・・・やっぱりあの日勇士さんが言っていたことは、真実ではなかったのかもしれない。 よく考えてみれば、あの状況で本当のことを言う可能性の方が低いのかもしれない。 「ほらね、やっぱりダメ男だったんじゃない。何人目よ、華歩ちゃん。でも、何もなかっただけ良かったのよ」 恵美さんにそう言われて。 ・・・何人目って・・・ 「4人、、、ですかね。でも、今回は、別に私がダメ男を作り上げたわけじゃありませんからね。勇士さんがダメ男だったとしても」 ・・・4人。 そう、4人もいる、私が付き合ったダメ男。 それでも、好きだったんだ、私は。 「華歩ちゃんが作り上げたわけじゃなくても。華歩ちゃんが引き寄せたんだよ」 ・・・何、そのいらない能力。
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