無機物の僕は彼女ことが気になっている

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「えーでは野山さん挨拶をお願いします」 「はじめまして、野山華(ノヤマハナヤカ)と申します。急な転校でまだ混乱していますが早くこのクラスの一員になりたいのでよろしくお願いします」 人形みたいな容姿に対して着ている制服はとても不自然に見えたがそれが反って華の印象を良くしている。つまりは可愛いということだ。 それはクラス全員がどう意見であり、特に男子生徒たちを虜にした模様である。 まだ事態を飲み込めていない僕は硬直していたが、ホームルームが終わり華の席にクラスのほとんどが群がる形で駆け寄って行く所を見て心の緊張がとき解れた。 どうして昨日あった彼女がこの学園に来ているのかは昨日の時点で察しなければいけなかった。 そう言えばあのスクールバックは港学園指定のスクールバックだったな。
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