1人が本棚に入れています
本棚に追加
俺は八尾謹二-ヤオキンジ-ごくごく平凡な24歳の社会人だ。
最近疲れが溜まっているからなのか仕事でのストレスのせいなのかは知らねぇがミスが多くなっている。
今日もくだらねぇミスをしてしまってこわ~い上司からの説教の真っ最中だ
「なぜ同じミスを繰り返すんだ!お前は!もう今日は帰れ!」
1時間弱にも及ぶ説教の後に出てきたのはこんなセリフだった。
確かにおんなじミスをした俺も悪いがここまで言われるなんてあんまりだ......
折角の給料日なのに億劫な気分で帰路につかないとならないなんて
「では、すいません今日は帰って頭冷やします、すいませんでした......」
あたかも反省している、そんな雰囲気を出してガミガミとうるさい上司に頭を下げ大っ嫌いな職場を後にする。
「ああ!うぜぇぜ!こんな日はやけ酒じゃあ!!」
周りに人がいないことを確認したうえで日を飲み込んだ夜に向かい叫ぶ。
やけ酒とは言ってみたものの酒に関しては先月の残りが冷蔵庫の中に残っていたはずだ
「っとなると......ツマミだな、給料日とはいえつかいすぎねぇようにしないとな、てことは行くとこはあそこ一択だな!」
俺は自分に言い聞かすようにまた大きな一人言を叫び、激安の神殿と呼ばれる首領・ホーテへと向かう。
最初のコメントを投稿しよう!