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挨拶もそこそこに、
「…吉原さん、今度飲みにいきませんか?」
「エッ…清水さんと…? どうしたの、突然…?」
「いえ、吉原さんから誘われた合コンがダメになったから、だったら、私から
誘っちゃおうかなと思って…」
「別にいいけど…」
アタシは飲み会の了解を取り付ける。
「じゃ…詳細は後で…」
アタシは電話を切った。
それを篠田ハジメが見ている。
「…吉原さんか…たしかにルックスは当社でも際立ってるし…でも性格が…」
「一度くらい会っただけなら、性格なんてわかりませんよ…」
と、アタシ。
「…そりゃ、そうだ…」
篠田ハジメは笑った。
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