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「…清水さん、なにをしているの?…」
…たしか、コイツ…吉原さんのファンだった…
アタシはいいことを思い付いた。
「…コイツ…吉原さんのファンなんですよ…」
「エッ…佐藤さんがアタシのファン???」
吉原さんの目が点になる。
…もしかして、違うのか???…
アタシは意識が朦朧としてきた。
アタシは夢の中にいるのか???
吉原さんが、佐藤コージの顔を軽く小突いた。
「…コイツがアタシのことを好き…?」
吉原さんが笑う。
しかし、その笑いは佐藤コージをバカにしたものではなく、むしろ親しみとい
うか、どこか親近感が溢れたものだ。
「…オマエ、アタシのことが好きなのか?…」
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