Episode4 『その心は』

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「気乗りしなかったら、断ってもらっていいんだけど、良かったら来てもらえないかな」 そう言う左京さんに、ホームズさんはにこりと微笑んだ。 「お茶会の競演なんて、とても興味深いので、ぜひ参加させていただきたいです。葵さんも、ご都合がよろしければ……」 と、ホームズさんは私に視線を送る。 「あ、はい。呼んでいただけるでしたら……ぜひ」 私はぎこちなく頷いた。 「そうか、良かった。それじゃあ、あらためて日程を調整して、連絡するね。 そして、これから同じ京都市民、どうぞよろしくお願いします」 そう言って深く頭を下げる左京さんに、私たちも「こちらこそ」と頭を下げ返す。 「父さんはほんと、腰だけは低いんだから」 その横で利休くんが、少し呆れたように頬杖をついていた。
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