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「あんた、すごいな。
そうだよ、俺には國代さんが優子を言葉巧みに操って洗脳して軟禁しているようにしか見えないし、仲間はみんな草を始めるし、盗みが発端で騒ぎになってどこかで誰かに止めてもらえたらって思ってたんだ。
もう、こんなこと、終わりにしたかったんだ」
宏郎は前髪をくしゃくしゃとかいたかと思うと、体を震わせて涙を流した。
再び訪れた静けさの中、ファンファンとサイレンの音が響く。
「ああ、ようやく来ましたね」
ぽつりと告げた店長の言葉が、印象的に残った。
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