goroching report

毒を喰うなら皿まで喰った上で文句言えよ

よう、久し振りだな。
オレだよ、ゴロチンだ。

え？今まで何していたかだと。
いや、忙しいんだよ、オレだって。
ほら、歯医者行ったり、プラモデル作ったり。
いやだな、忘れていた訳じゃないんだぜ、貴公のこと。
そうそう、最近、新たなパートナーを見つけてな、そいつを飼ってやっているんだが。
フフッ、可愛いやつさ。
シラタマコユキって名前でな。
まあ、ハムスターなんだけどな。

はあ、仕事？
やってます、やってますよ。毎日、毎日。そりゃもう、色々な所に行ってますよ。この前は、入間市行ったし、姉ヶ崎にも行ったり。美味かったなあ、スイカと、お刺身、本当、グローバルに！

あん、要人護衛？
いやあ、オレそう言うのやんない。ほら、知っているだろ。基本、直行直帰だから。サクッと殺って、サッサと帰宅がモットーなの、分かって下さいよ。
ん、ああ、知っているよ。
Matsudaさんね、あの、超絶美人運営者だろ。

おい、まさか、彼女が狙われているのか。

……くっそ。

…。

…分かったよ。
やれば良いんだろ、殺れば。

つー訳で、オレは今、東京モノレール流通センター駅側のとある喫煙所にいる。

今回のミッションは、要するに。
その超絶美人のMatsudaさんを守ればいいって話しだ。

手っ取り早くいこう。
ヒットマンを、先にオレが殺ってしまえば終了だ。

簡単なミッションだ。