雨で霞む水平線の終わりには、あああ

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次にウミホタルの発光現象の実験があるという情報を得た、怪奇現象か、行ってみる事にした。 怪しいな‥‥何かがおかしい、根拠はまだ無いが、ウミホタルには何かが有る、まぁいつものオレの勘ってやつだが、こいつのお陰で今まで生き残ってきたんだ今日も信じるぜ、すると辺りが急に暗くなった、何が始まるというのか。 水槽の中のウミホタルが光始めた、司会者の声のまま、青白くピカピカと点滅を繰り返した、それだっ、危うく声をあげる所だった、このウミホタルの発光現象こそがモールス信号に似た暗号でこの闇の中の誰かに情報を送っていたのだ。 しかしここまで分かっていながら、こちらこそ動けないもどかしさ、オレは司会者の男を睨んだ、一見では気づかなかったが、奴はプロだ、しかも相当デキる、オレの目は欺けない、辺りが明るさを取り戻し司会者の男は去って行ってしまった、オレはヤツの後を追った。 暫くすると、男はオレの尾行に気づいた。 サッとスタッフ専用ルームに逃げてしまったのだ。 フッ、見くびるなよオレがそんなヘマをする訳有るか、わざと気づかせ逃がしたのだ、アジトまでご案内~♪。 オレはヤツを追った、果たして行方には 海坊主が出るのか、鮫がでるかは フッ、行ってのお楽しみか。 なあ貴公、このミッションが終わったらディナーでも一緒にどうだ? たまにはブイヤベースといこうか。
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