黒様

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すみませんが…やはり今日のところは引き取ってくれませんか… また、後日連絡致しますので… 突然そういいだす神主の真剣な眼差しを見ると ただならぬ雰囲気を醸し出していた。 神主はこちらを腫れ物でも扱うかのように接してきた… 人は信じない、近寄らないように自分では心がけているが、 やはり、こういった訳の分からないものは神職の方に頼らざるを得ないと言うこともわかっていた。 突然追い出された形になり不満はあったが、 指示に従う事にした。 ふと、 時計を見ると午後6時 丁度夕飯の時間だ…しかし…家に帰っても誰もいない、 空腹に耐えかね冷蔵庫を漁っていると聞いたこともない声がした… その声は殆どが黒く塗りつぶされていて聞こえない…が幻聴と言うにははっきりと、こちらに話しかけてきていることがわかった。 「……ニ…ヲ……スト……カ」 それ以後3日間何もなかった… それどころか黒い玉をその間見る事は無かった…
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