神殺しの儀式

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神主からの連絡があった…10月になったら出雲大社に来てくれ…と… 現在は8月16日… 暑い夏だった そして、神主は続いた それまで、生きていろよ…と… 神社に弾かれた時点で、奴には今からこちらが何をするかはバレている 奴は憑いた人を殺さないと他には移れないようだ… 何故そんなことを知ってるのかは謎だったが、その事に関して聞かず。家に籠った。 生きていろといわれたからには何かがある そう思ったが、 今まで見えたからと言って自分に何かがあった事はなかったので楽観的だった… それに近づいてきた人間全てが死んでいるわけじゃない 不登校になった時などしつこく家に来た担任や 祖父以外の家族には何もなかった。 今まで 「見えている」(死を予見する) と言うことを あまり人には話した事はない…と…言うか普通の人には信じて貰えない… 知ってるのは神主と亡き駿くらいだと思う。 根拠はないが、人に話すといけない気がしていた 神主に 悩みを相談する時でさえ、話したらまた死が見える そんな気がしてならなかった
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