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この章の最初に駿の事を話しておこう。
駿は親友というわけではないが、とても仲良く
いつも遊んでいた、友達だ、幼稚園時代から
同じクラスでいつも一緒にいた腐れ縁だった。
駿は、一人っ子で裕福でも貧乏でもない一般家庭に育っていた。
クラスで一番足が早く、リーダータイプだったため皆に人気があった。
祖父の葬式による忌引から明けた私はいつも通り、クラスに入った、すると、駿が先日あった事を皆に言いふらしていた。
道の真ん中で倒れるように眠り始めた事、変な事を言ったこと、
おかげに、学校の先生や近所の人にまでからかわれた。友達たちからは
「もう寝るなよ」とか人気漫画から「眠りの小五郎」などと呼ばれたが、
私本来の性格が天然ボケだったためか、何をしでかすかわからない危険性があったためか、すぐにその事ではからかわれなくなった。
私の小学生時代は能天気なもので、家に不幸があろうと一日経てば全てを忘れ友達と遊びに行くのであった。
小学生の遊びと言えば、サッカー、鉄棒、ジャングルジム…何をやっても面白かった、
特に当時、秘密基地づくりや探検ごっこが流行っていたため、例外なく私と駿も一緒に探検ごっこをしていた。
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