黒様

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学校の裏には誰も近づかない、 理由は確かだ、 校舎の影になっていて暗くジメジメしていて、苔と一本の柳の木と八重桜が妙な雰囲気を醸し出していて、とても不気味だったためだ、 私と駿は好奇心の塊の様な性格をしていたので探検せずにはいられなかった。 そこには何も無かったが、雰囲気だけは確かで、毎日毎日探検した。 ある日のことである、 誰も近づかない筈の学校の裏に丁度小学生学校1人入るくらいの穴が空いていた、 昨日もこの場所を訪れたが、こんな穴など無かったし、誰かがこの場所に来た気配も無かったが、何故かぽっかり空いたこの穴が気になっていた。 駿「中に何か入ってるんじゃない?」 私「見た感じ何もないよ?この棒でも刺してみる?」 棒を入れた感覚では何も無かった。 恐る恐る行動していた私に 駿がいじれったくなったのか、石やら棒やらやたら突っ込んだ、そして最後に10㌔はあるのではないかと思うほど大きな石を投下した、 その時私には妙な物が見えた。 黒い雲のような物が駿の口や鼻に入っていった。 私「駿、いま何か吸い込まなかったか?変なもの見えたぞ」 駿「またそんな事を言ってるのか、たまに変な事を言うよな、お前って、でも本当に何も吸い込まなかったから気にするな、それよりもっと奥の方に行ってみようぜ」 私は気にはなっていたが、一緒に遊ぶ事を続行したのだった
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