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「遅いなぁ・・・」
約束の時間は10時だったはずなのに、一向に待ち合わせ場所に彼女が来ません・・・
まさか、何かあったのでは!?と思い、
彼女に電話をしてみると、何の事はない、寝坊したそうです。
それから30分後、彼女が小走りで僕の所に駆け寄ってきました。
「遅くなってゴメンね。」
彼女は、申し訳なさそうに上目遣いで僕に声を掛けてきました。
・・・んなっ!?何てかわいいんでしょう!!
そんな顔で見つめられたら、何があっても僕が彼女に対して怒ったりなんて、万が一、いや億が一にも出来るわけがないでしょう・・・
「ぜっ、全然気にしてませんよ。それじゃあ、行きましょうか。」
僕がそう言うと、彼女は「うん!!!」と、満面の笑顔で僕と腕を絡ませ一緒に歩きだしました。
その後、僕達は他愛もない話で盛り上がったり、お昼を食べたり、お互いの買い物をしたり、お揃いのネックレスを買ったりして、ふたりの時間を楽しみました。
そして、いつの間にか僕達はホテルの一室にいました。
状況が飲み込めないままの僕の脳とは裏腹に、僕と彼女は一糸纏わぬ姿でお互いを求めあいました。
その快楽に身を委ねていると、突然僕の目の前は、真っ暗になっていきました・・・
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