黒峰 時雄 (くろみね ときお)

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「まあ、それは良いとして、ときはこのままでいいの?」 「えっ、何が?」 「部活にも入らない、友達作って遊びに行くこともしない、アルバイトもしないで、家と学校の往復だけで残りの高校生活を終わらせちゃっていいの?」 「それは飛沫も一緒だろ。でも、そうだな・・・ちょうど準備も終わったし、そろそろ友達でも作ろうかな。」 「私はときと一緒なら、別に・・・というか、何!?準備って?友達作るのに準備なんかいるの?」 「まあ、それはかくかくしかじかで・・・」 「かくかくしかじかって何よ!!ちゃんと説明してよ!!」 「わかったよ、そのかわり飛沫にも協力して欲しい事があるんだけど・・・」 「協力!?内容次第じゃ協力できないわ!」 「そっか・・・長くなるから家に帰ってから、話そうか。昨日、美味しいライチジュースが手に入ったんだよ。」 「ライチジュース!?別にコーラでいいわよ。じゃあ後でときの家に行くね。しっかり説明お願いね。」 そんなやり取りをして、ふたりは別れた。
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