最終章

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これからオレ達は色んな壁にぶち当たるだろう。 でも、 それに立ち向かう力が2倍なら… 悩む事だって、もちろんあるだろう。 でも、 それを解決する能力が2倍なら… そう。 オレ達は、2人で1つ。 繋がり合っている。 今は少しの誤解で不安になる事もあるだろうが その都度2人で確かめ合い…手を取り合えばいい。 …ぬくもりを確かめ合えばいい。 「ワタ? いつでもオレのこと…襲っていいからな?」 「えっ?」 真っ赤に染まりゆくワタの顔を眺める。 あの日、あの時、あの場所で… キミに会わなければ、この恋も始まらなかった。 もしかしたら、今隣にいるのは違う人だったかもしれない。 この出逢いのキセキ。 オレは全てを捧げたいし、捧げられたい。 だから、ありったけの心を込めてオレは言うよ? 「ワタ、オレと出逢ってくれて…ありがとう。」 不器用な男の子と、少しだけ頑固な男の子の甘い出逢い。 これからどんな経験をしていくのか…。 2人のお話は始まったばかりです、 終わり。
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