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「…あれか、この流れは転生のあれか?お前が神様ってあれか?」
俺はそう言ったアニメや小説があったのを知っている。
この流れだと、俺はこの少女もとい神様によって異世界で生きる権利を半ば強制的に与えられるという罰ゲームを受けるはめになる。
まさか俺が、そんなめんどくさい体験をするのかと考えると寒気がする。
「…何を言っているのじゃ其方は」
少女はやれやれ、と首を横に振った。
何か考えるように顎を擦りながら俺の顔をマジマジと見つめる。
…違うのか?
なら、めんどくさくなさそうだな。この少女の正体とか気になるけど問題なし。気にするな。
「ふぅむ…其方、死人じゃの~」
「そうらしいな」
前言撤回。何者なんだコイツは…?なんで俺が死んでいる事を知っている。もしかしてコイツも死人なのか?
やはり、この世界はあの世なのか…。
「其方、驚かないのか?」
「驚いてるさ」
リアクションがめんどくさいだけでな。
「…可笑(おか)しな奴じゃのう」
「お前もな」
ククク、と少女は笑う。
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