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「だーかーら。洗いざらい知っている事を話してって言ってんのよ。私だって、命が惜しい。呪いが本当だったら、ヤバいのはアナタだけじゃないんだからね。
その、呪いの元凶を探し出して、この負の連鎖を止める事。そして、それを記事にする事が、私の今回の仕事なんだから」
使命感だけでなく、自分の命を賭けているからこその、強い眼差しに睨みつけられれば、もう既に、逃げられない所まで入り込んでしまったのだから、彼女に全てを託すしかないと観念し、恐怖で引き攣った声を振り絞って、「分りました」と、呟いた。
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