第六章 壱

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 畳の上で小さな躰に圧し掛かる野獣の口からは、欲望のままに垂れ流す涎と吐息に混ざって、何も知らない純粋な子羊を言い包める汚らしい言葉が漏れる。 ガラス細工のように透き通った瞳から溢れる涙は、白く柔らかな頬を伝う。  身にまとう全ての衣類をはぎ取られ、生まれたまんまの姿の少女。  彼女の両手は、男の片手によって頭の上で押さえ付けられ、口の中には何やら布が突っ込まれている為、必死に叫んでいるようだが、くぐもったような音にしかならない。  もっちりしてしっとりした肌は汗ばみ、彼女の太腿や、まだ膨らみのない女性の象徴に触れるだけで、男の興奮は増加していく。
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