あと語り

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 葵マツリについて  ストーリー前半のラスボス。  この子は自分の作品キャラの中で、最もロリぃです。なぜロリにしたのかと言えば颯と正反対の存在にする為です。いやショタにするか迷ったんですけども、女の子と男の子どっちを取るかとすれば女の子にしたいので…男女比率のバランスはかなり悪いですけど、その分度胸と命の友情描写に力を入れられたかな。 「一度負ける」のが重要なのは二人とも変わりません、颯とマツリは負ける事が出来たから前に進めたのです。  背の高い颯が背の低いマツリの目線に合わせるシーンは、前半の総決算みたいな演出だと思ってます。やっと颯は刹那以外の相手を見据える事ができて、マツリも天狗になっていた事実を理解できたのです。  その後の「仲間になりたい!」は、ウチの作品てこういう内容なんですと象徴する展開です。  基本的にメインキャラはストリート専門ですが、颯は別格なので何処行っても速い、命も素質はあるけどストリート以外に魅力は感じてない。  マツリは環境が最も恵まれているし、ジムカーナもやってるし、自分のサーキットもあるので一番プロとして食べていけるドライバーなんです。  なので最終話ではプロを目指す事となります、走り屋を卒業とかではなく両立です。峠を引退する必要は無いんですよ、いやリアルだと不味いけど。  いろはみたいにもっと小悪魔な、今時の表現だとメスガキ系にしようとも思いましたが、生意気だけどやり過ぎない形に纏めました。 「〜かい?」とか「〜だってばさ」は口癖です。早く大人になりたいのに、まだ遠いと自覚している狭間のような口調を意識しました。一人称がボクなのは趣味なのもありますが、あの見た目で私って言うのもなぁ…と。生意気さ出てるじゃないですか?  イメージイラストはメインの内で最もお気に入りです。プラチナブランドと白、そしてパーソナルカラーの青だけで纏めた素晴らしいデザインです。    これこそ正に裏話ですが、初期案では普通の金髪にツインテールで服も全然違うものでした。夏に登場させるから涼しげなワンピース、そこから寒さへの耐性はあるけど暑いのは苦手という設定も出来ました。  これも裏話中の裏話ですが、実は作中でもう一度負けるバトルがあったんですけど、それはカットしたので結果的に颯の次に勝率がいいキャラになりました。  特に後半は仲間になるのが遅かったのを、取り戻す勢いでバトルさせていたので最終決戦でも活躍させる事ができました。  そしてこれも本当に本当の裏話ですが、正月はマツリの豪邸に作中キャラ全員が集まってサーキットを使用して「お年玉レース」をする…のがプロットにありましたが、復帰してから練り直したので無くなりました。  普段活躍してるキャラがあっさり負けて、出番が少ないキャラが勝ち進むお話だったので書いてみたさはあったんですけどね。  思いきって没にしたシーンは結構あります。    度胸と絡ませる事が心なし多くありました、いいお兄ちゃんと妹って感じで気に入ってます。
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