桜華爛漫

あと語り

　マティルダ・スピットファイアについて

　最低で最悪で最狂の女です。

　ここまで性格の悪いキャラもいないでしょう。
　彼女はロムルスと同じで全くもって同情できないキャラにしました。純粋な悪です。

　彼女は目的がある訳でもなく、信念があるから車に乗る訳でもなく、偶々車の運転が神懸かりに上手いから走っていただけです。

　超人的な腕前をいい事に使おうとせず、ただ相手を簡単に負かすのが楽しかった、如何なる相手もひれ伏す事ができるからプロになっただけです。

　ロムルスは自分が悪と宣言してましたが、彼女はそんな気持ちすらもありません。
　悪とか正義とかどうだっていいんです、究極に利己的な女ですから。

　そういった意味でも走り屋の世界を全力で生きる、命と対決させたかったのです。

　クラッシュされて命は敗北しましたが、あれさえなければ無様に負けてたのはマティルダです。

　クラッシュさせてでも相手を潰す、例え相手の命が失われようと彼女は何とも思いません。

　自分以外はどうだっていいと思っている性格は、一人だけ逃げたり罪から逃れようとしたりと存分に描けました。

　コイツムカつくなー！　って思っていただけたなら狙い通りです、私もムカつきながら書いてました。

　こんな女に救いなどありませんので、死ぬまで豚箱でしょう。