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俺は高崎 楓。
今日から高校生デビューをする。
それを祝うかのように外は清々しいほど晴れている。
絶好の入学日和だ。
そう
絶好の入学日和になるはずだった…。
「かーーーーえーーーーでーーーー!!!!!」
うげっ…
大声で俺の名前を呼んだのは
幼馴染の港鳥 翼
翼はいつも大声で俺を呼びに来る
が…今日はよりいっそう気合が入っている。
はぁ…行く気がでない
仕方ないか…さっさと準備を済ませていこう
「はよ…お前は朝からうるせーんだよ。近所迷惑だろ」
準備を終えた俺は翼と一緒に投稿していた。
「えへへ…ごめんってー!でもでも!楓すっごく学ラン似合ってるよ!!!」
…こいつは世に言う美人だ
だから笑うともっと綺麗になる
でもなぜか恋愛感情を抱けないんだよなぁ…
うるさいからか。きっとそうだ
「おー。さんきゅ。お前もまぁまぁ似合ってんじゃねーの?」
少し頭を撫でてみた
「あーあー。これがイケメンだったらなぁ~…。楓はイケメンっつーかこー…な!」
こいつ…!!こー…な!じゃねーよ!!
確かに俺はイケメンでもなんでもねーけど!!?
「イケメンじゃなくて悪かったな!!」
軽くデコピンをする。毎日している気がする
「だー!いった!!もーすぐに手ぇだすんだから!私一応女子なんだけど!!」
「お前のどこが女子だゴリラだろ!!」
「はぁーーー???ゴリラは優しいんですぅー!!ウホウホしてるんですぅーー!!!」
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そんなくだらない言い合いをしているうちに学校に着いた
俺は知らなかった
これから俺の平穏な日々が奪われていくことを____。
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