利口過ぎる犬
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※※※※※※※ 「おい、大丈夫か?あんた!」 男の体を、老人が揺り動かしている。 もう一人の老人が、携帯を片手に救急に電話をしている。 「こりゃ、もうダメかもな。なんでこんな山んなかに入ってきたんだか。この男。」 男の足首には、獣用の罠のトラバサミががっちりと食い込んでいた。
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