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姿を消したと言っても、一瞬の事だった。 捜査官達には、二人が姿を消したと同時に、豪将が指名した捜査官の前に二人が現れたので、一瞬で移動したのだと判断出来た。 佐久間の見立てでは櫻井よりも豪将の霊力の方が上であるが、本人が元来持っていた戦闘能力が櫻井の場合は突出している。つまり櫻井はズバ抜けて喧嘩が強い男なのだ。 指名した捜査官の前に現れたのが二人同時であるのなら、身体能力的に櫻井の方が有利なのである。 ( もらった! ) 捜査官の盾になるように、捜査官の前方で姿を現した櫻井の目の前に豪将が姿を現した。 櫻井としては絶好のタイミングで豪将に殴りかかったのだが、櫻井の拳が豪将に当たる寸前で止まった。 櫻井の拳の数センチ前方に、豪将が家畜と呼んでいる頭部が浮いていたのだ。 その頭部は、まだ幼い男児の顔で泣きながら櫻井を見つめていた。 櫻井は咄嗟に攻撃ポイントを変更したが、そこにも頭部が浮いていた。 気が付くと、頭部で出来た壁が櫻井と豪将の間に出来上がり、櫻井が攻撃出来る場所は何処にも無かったのである。 ――――― (´;ω;`) 台風が無事に通り過ぎ安心していたのですが 本日、帰宅してニュースを見て衝撃を受けました。 凄すぎる雨…… 何だよ!あの川! あれじゃ津波と変わらんじゃないか(´;ω;`) 皆様のご無事を心よりお祈りいたします m(__)m 昨今では異常気象と言う言葉が死語になりつつある程に、異常が当たり前に起きてしまっています。 ヤバいかなと思ったら、様子を見るのではなく、迅速な避難を心がけて下さい。
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