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この季節になると君のことを思い出す――――
日常ふと街中を歩いていると鼻に懐かしい花の香が霞めた
少し足を止めて振り返るとそこには君との思いでの花………
私はふいに近寄りその花を見る
その花からはさっきより強い花の香り
私はすっと息を吸った……花の香りが身体を廻り君との思い出を呼びおこす
そして知らぬ間に私は目蓋をゆっくり降ろし君の笑顔を思い出す―――
私は目を開けて空を見上げる――――――――
もう逢えない……………傍にいない君がいるところを見上げながら私は静かに涙を流しながら微笑んだ―――――
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