1人が本棚に入れています
本棚に追加
その日は、実里に会うことができなかった。
同じ学校に通っているということですぐ会えると思ったが。
ただ運悪くすれ違ったということも十分考えられるので、信也はそんなに落ち込むことはなかった。
また明日があると…。
その夜、またあの腹痛に見舞われた。
ベッドの上で横になっていたら、いよいよ激痛になって腹を手で押さえながら、ベッドの上をジタバタと必死に痛みに堪えていた。
そして、やはり痛みは嘘のように治まっていたのだった。
最初のコメントを投稿しよう!