2.変わりゆく日常

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翌日。 パン食派の信也は、テレビも見ずに学校へと登校を始めた。 携帯でちょこっと確認したところ今日は〝晴れ〟という予報だった。 「……なんか、遅刻しそうな気配」 そんな胸騒ぎのした信也は、走って登校することにした。 もともとこんな激しい運動はしない身体だが、この日は、急がないとまずいと直感的に思ったからだ。 「!!?」 信也は急激な腹痛に襲われた。 一時、立ち止まってしまうほどの痛みだった。 「…………」 だがしばらくすると、痛みは自然と治まった。 信也は少し変に思ったが、さほど気にすることもなく学校へと歩みを進めた。
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