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動物的な色合いを濃くする瞳。
力強く腰を抱かれ
「僕を我慢させてると後が怖いよ」
低く耳元に囁かれれば
「んん……」
思わず従ってしまいたくなるけれど。
「どうなるの?」
「分かるだろ?」
駆け引きだ。
「終わらない……?」
「そう。終わらない」
長い指が僕に触れる通り
鳥肌が立つ。
「際限なく君を犯し続けるよ――どこででも」
あの九条敬が
まさかそんなこと言うなんて――。
「シャワー浴びてくるよ」
今夜はまた
限りなく楽しい一夜になりそうだ。
赤い唇を舐めながら
僕は飄々とバスルームへ向かった。
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