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静かに、素早くその場を後にする。
「助かったよ……お前……何でここに?……」
いい加減走って安全な所まで来ると、俺は息を整えながら聞いた。
そいつは笑って俺の肩に左手を置いた。
「……………………」
「………大丈夫。ちゃんと隠した。お前は関わらない方が良い……連中は血眼で探す。知らない方が良いんだ。」
「……………………」
「駄目だ。教えられない。知ったらお前も狙われる。マジでヤバいんだよ。」
「……………………」
「……お前がこの件に興味を持っているのは知ってる……でも命令だろ?……もう行け。俺もすぐここを離れるから。」
「……………………」
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