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隼人は……壊れている……
訪れる沈黙。
『………てな訳でさ、ちひろ…………お前は死んでもオレを許すんじゃねぇぞ。オレはお前たちを苦しめに苦しめたのに平気で笑って生きてんだ………オレを憎め。今度会ったら殺してやるって自分に言い聞かせろ。』
「……はやとぉ……」
「必ず……捕まえてやる。」
『フフ、そうだな。捕まえてみろ。お前とオレの……生涯を賭けた鬼ごっこだ。』
陸と隼人……お互い顔が見えない筈なのにどんな表情をしているか理解している。
残酷なゲームの火蓋が切って落とされるのを待ちかねているような………
怖くなった私は陸の手を握った。
彼が憂いの籠った瞳で私を見つめる。
『…………喋り過ぎた。ちひろに一言だけ詫びるつもりだったのに………』
「隼人……」
『………良いかちひろ………絶対にオレを許すな………修斗はオレに『地獄へ堕ちろ』って言ったんだ。その通りだよ。だからお前もそう思え。分かったな?』
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