7.サヨナラ

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「………どうしたんだよ?……お前がここに来てる事、アルファは知ってるのか?……」 アルファの名前を出されて頭にカッと血が登る。 あのオッサンが許可する訳がないと知っているくせに………… オレの中の何かが……切れた…… 暗闇に浮かんだ釣り上がった眼と尖った牙がオレを呑み込んだ。 腰に隠したサバイバルナイフを修斗の腹に突き立てる。 二度、三度…………… その手応えに全身が粟立ち背中がゾクゾクして総毛立つ。 戸惑いと驚愕を浮かべる修斗…… オレは修斗の耳元に顔を寄せて薄笑う。 「あれがないと困るんだよね。返してくれない?『我々の』リスト。」 「………隼人………やっぱり…お前…………………………………な、何だ……これ………?………………」 修斗が驚愕の表情を浮かべる。 もはや自分の体重も支えられない。 見るも無惨にくずおれた。
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