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~帰り道~
千 「今日はとても楽しかったです♪初日早々これからがワクワクします!」
真 「僕たちやって思ってるで。ほんまに楽しかったで。」
光 「まさか合併するなんて思ってもいなかったもんな~。」
夕焼け色に染まった道をゆっくりと笑いながら歩く7人。
隆 (あれ…あの電柱に寄っかかってる人、こっち見てる…。でも僕を見てる様子じゃないな…。誰を見てるんだろう…。あんな悲しそうな目で)
隆 「ねぇ…あの人ずっとこっち見てるんだけど、誰かの知り合い?」
実 「えっ………!!」
千 「な…なんで!!!」
男 「久しぶり…。千晃ちゃんも…。」
千 「今更…なんのようですか?」
男 「実彩子ちゃ…千「実彩子なんて今更呼ばないでください!」
男 「………」
実 「なんで…なんでここが分かったんですか?」
男 「久しぶりに実家に帰ってきたときに、千晃ちゃんと歩いてる姿を見て、その制服に見覚えあるなって思ってさ。今日来てみたんだ。」
実 「もう…出来れば会いたくないです。さようなら」
男 「待って!今更だけど後悔してる。」
実 「今更遅いです!!私がどんな気持ちで…泣」
千 「もう…来ないでください。さようなら…」
そう言って男は方向を変え、姿を消した。
隆 「大丈夫?」
実 「会いたくなかった泣」
千「実彩子…ここじゃまずいから、私の家に一旦おいで?ね?」
実 「ありがとう…泣」
千 「すいません…いずれ話しますので、少しお時間ください。では…」
そう言って、実彩子と千晃ちゃんは帰って行った。
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