13日目:遺した物とは

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とはいえ、渡辺先生と行動している人にどう話をしようか。 鎖の長さは朝見た時、3メートルほどまで縮んでいた。 渡辺先生はすっかり体調を崩してさっき授業を中断して保健室へ向かったと聞いた。 ウジウジしてる時間はない。 「保健室に行きましょう」 「え、でも渡辺がいるのに…どう話すんだ?」 「堂々と!!」 「はぁっ!?」 3限を仮病でサボり、私は保健室へと向かった。 保健室の先生はいないのか、とても静かだ。 清潔感ある正方形の部屋に、4つベットが並べられている。 カーテンがしまっているのは奥のベットだけ。 「渡辺先生?」 「…ん?なん、だ柊じゃないか。授業は?」 「少し、お話ししたいコトがありまして」 顔が真っ青だ。 かなり危ないな。 私の話がもしミスったら、取り返しがつかないかもしれない。 けど、行動しなければ後悔するから。 「先生の命に、関わることですから」 やれる事は、やるんだ。
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