第18章
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日が赤くなり沈んでしまうと、あっという間に街は暗くなった。 二人はなにもしゃべらず、並んで歩いていた。 街灯の少ない静かな狭い裏通りだった。 前方を見ると、二人組の男性が歩いてきていた。 黒づくめでレザーでシルバーで半開きの口元。 笑いながら、道一杯に蛇行して歩いている。 しばらくすると彼らも栞達に気が付いた。 栞は道を譲ろうと、エステラにも手で呼びかけ片側によけた。
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