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パニエの顔がパアッと輝き始める。
「……ワニ子、天ッ才!!」
いきおいに乗った私たちは手に手を取って役所に駆け込み、そのまま籍を入れてしまった。
こうして私のアパートでのふたり暮らしが始まった。
酒が抜けて正気に返った私は、しでかしてしまったことの大きさに慄いたけれど、どきどきしながらも何とかなる、そのうちなんとかなると念じていたら、人生本当になんとかなるものだ。
「パニエー、今日ゴミの日!」
「あぁじゃあ出しときなさいよアタシ持ってってあげるからぁ」
パニエは華奢な美少女の見た目からは想像できないくらい力はしっかり男で、家庭的な上に力仕事もこなせるスーパー☆ヲ嬢サンだった。
私がOL の仕事から帰ってくると、夕飯ができている日もあったり、とにかく家事分業に文句がない。
しかも!
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