ゲーム終了――その後

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   虚ろな意識とぼんやりとした視界。 「……っ!」  後頭部に走る痛みで、思わず顔をしかめる。  痛みで少し冴えた頭で、いったい何が起こったのかしきりに考えを巡らす。  辺りは薄暗く、鼻をつくような臭いが充満していた。  どこだここは?  今、自分のいる場所がどこかも分からない。  
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