ゲーム終了――その後

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  「我々が『誰か』なんて、そんなこと商品に教える必要ないね」 「商品?」  俺の頭の中で以前アオイに聞いた噂話がよぎり、訝り気味に訊くと、彼はこう続ける。 「ああ、ここにあるのは皆『商品』だ」  男が辺りをぐるりと見回し宣った台詞に、俺はつられて周りを見る。 「――!」  
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