ゲーム終了――その後

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   今までは暗くて分からなかったが、そこには首のない男の体が乱雑に転がっていた。  裂けた肉の内側から飛び出した腕の骨。見覚えのあるその傷口に、まさかと目を見開く。 「アオイ?」  たった一言そう呟いたものの、それ以上を言葉にすることが出来なかった。  それを見た目の前の小柄な男は、転がった骸に視線を移し、  
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