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K市には3年ほど、N市には市内での引っ越しもあり6年、次女がどうしても転校したくないというので、小学校を卒業するまで居た。
この時実家の近くの支社に転勤が決まりそうで、この際戻るかという話しにもなっていた。
長女と次女は年子。
長女は中学に上がるという区切りだった。
姑は「転校なんて出来ないんだから」と言い、長女をM家に預けるようにと、何度も催促の電話をかけてきた。
今考えるとそんなことはないのだが。
長女の気持ちが大事だからと、N子はギリギリまで決めることが出来なかった。
しかし、結局長女を預けることに。
長女を手放すことに抵抗がなかったわけではない。
でもこの時は、それが長女の為だと信じていた。
長期の休みにM家へ行き、別れる時には泣いていた長女。
身を切られる思いだった。
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