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実家を離れても、給料日やボーナスの時期には姑が来てお金をせびっていった。
お金が足りないという姑の言葉をY男は鵜呑みにし、素直に差し出していた。
子供三人を養うのに、生活は困窮しているというのに。
実家に帰った際、踊りを習ったり、沢山の服を買い込んだりと贅沢しているのを見て驚いたという。
しかし、舅はボロを着ていた。
自分も働きに出ていて、充分な稼ぎがあったのに、舅からもお金を搾り取り、舅が自由に出来るお金はなかった。
そればかりか舅の父母、祖父母からもお金を騙し取っていた。
お金を下ろしてと頼んだ通帳をなかなか返さないと思ったら、中身を空にして返された。
祖母は余程悔しかったのか、空になった通帳を見せ、涙ながらにN子に語ったという。
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