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嫉妬と羨望と憧れの間で
ある日、気付いたことがある
Aさんが何をしていても、気にならないのに
Bさんが何をしていても、妙に気になる
Aさんに何を言われても、笑っていられるのに
Bさんに何を言われても、頬が固まる
Aさんと一緒にいると、心が安定するのに
Bさんと一緒にいるだけで、胸がざわつく
メールの回数もラインの頻度も
日々の暮らしも容貌さえも
たいして違いは見当たらないのに
そして、いつの間にか私にとって
Bさんはアレルギーのような存在となった
ほんの少し、刺激を与えられるだけで
それはもう、つらくて苦しくて、不満が噴出
一定の時間をこらえれば、自然と元に戻りはするが
身体に残ったアレルギーは、消滅する気配を見せない
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